40歳から何を着る?!モンダイー靴編ー

少し前にNAOTの靴の話を書きました。その時に「履ける靴の種類で服装の方向性が決まってしまう」的なことを書いたけど、今日はその話題。

 

このブログの初っぱなの記事でも、大人になってもどうにも大人気なのない圏外ファッション *1 を好んでしまいがちなことを告白しましたが。これには単純に「それが好き」という理由だけでなく、色んな要素が絡み合っての趣向だと思う。

 

私がもし、高校生になった時HARUTAのコインローファーを履けていたら・・・

ハタチになった時「そろそろハイヒールでも履いてみようかしらん」と6cmくらいの華奢なヒールでも履きこなせていたら・・・

も少し大人になった時、repettoのバレエシューズを履けるような足だったら・・・

 

随分、違っていたと思うよ!何かが!

 

でも、残念ながら、常に足元にはコッペパンがくるコーディネートなんですねぇ。たとえコンバースオールスターを履いていてもですよ?そのコンバースはキャンバス地の限界まで横に拡がったコッペパンオールスター(なんか美味しそう&楽しげ)なのです。

 

足の華奢な人が「きっちり紐を縛ってないと脱げちゃうんです」って感じで、靴紐をぎゅーって絞って履いてるコンバース(わかります?激アコガレ)とは似て非なるものなんです。あれ、かわいいよね。同じコンバースでもジャックパーセルは痛くて履けやしないし。ううっ。

 

やっぱり、足元にコッペパンがくるとなると、コンサバファッションは実際のところとても難しい。これは服装の方向性を決定するものすごく大きな要素だと思う。今でも好きで買ったスカートを履いたはいいけど、合わせる靴がなくて着られないなんてことよくある。なんていうの?生地がテロっとしてて膝丈ぐらいのスカートに合う靴ってのを持ってない。というか物理的に、履けない

 

ヒールは無理でも、せめてrepetto的なペタンコシューズが履ければね。かなりコンサバ的な服もいけると思うんだけど・・・。実は華奢なペタンコシューズって、幅広甲高にとってはかなり難易度が高いんだよね。まず入らないし、入ったとしても悲しくなるほどみっともない。靴からはみ出す甲がね、もう山盛りになるから。

 

あと、サンダルは履かないってことも前に書いたけど、なんでかっていうと・・・。

サンダル履くのって基本、夏ですよね。夏って室内、寒いよね。・・・だから。末端冷え性の私には足を冷やすってのは、ファッション以前にナシなの。サンダルでずーっと屋外にいるならいいんだけど。盆踊りなら、私もサンダルっていうか素足に下駄履いていきたいけど。ずっと外に居るってこと、ありえないし。むしろ、あんまり外にいないし。女性のみなさんは冷房の中で素足にサンダル、寒くないのかな?オシャレは我慢?それともそんなに冷え性がひどい人いないのかしら。

 

夏にサンダルって爽やかだし、足のネイルとかもおしゃれでいいよね〜って書いてて、もうひとつ思い出した。私は自分の足指を人に晒したくないんだった。小指の爪とか、もうなんか、何?申し訳程度に生えてるっていうか、くっ付いてる?感じで、「どうした?」って人に心配されたことあるぐらい。これ、正常正常。(あまりに個性が強すぎて自分ではもう愛してますが)・・・ってのもあって、サンダルは最初っから、除外品。

 

なので、結局コンバース的なスニーカーか、コッペパンに近いシルエットの革靴に合う服装になってしまう。そうなると・・・もうね〜コンサバって何〜?ってなるんですよ。完全に遠ざかるの。「スニーカーでハズす!」みたいなのあるけど、あれはパンプスが基本の人がやるからハズしになるんで、ずーっとハズれっぱなしの人にとってはむしろハズさない正解がわからない。いや、何となくはわかるけど、できない。

 

結局、楽しく着こなせるのが柄物ワンピとかビビットな色とか古着とかで、好きになった。服に関する趣向って単純な好き嫌いだけでなく、自分の体という物理的なモンダイが絶対に絡んでる。だから、面白いともいえる。

 

そんなこんなだけど、今回買ったオーソドックスな黒のNAOTには、私は希望を持ってる。この靴、本当にそんなに幅広に見えなくて、スッとして見えるから。パンツスタイルならカジュアルからキレイ目までいけるし、スカートやワンピースでもそんなに甘くないムードのやつなら合うんじゃないかしらと。この一足を買うことで私の靴問題に関するメンタルがかなり落ち着いた。本当によかった。

 

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そして次なる課題はバッグ!バッグも靴同様、実用性と見た目の兼ね合いが、ねえ・・・。しかも、バッグって物理的には全てのバッグが持てる。故に選択肢が無限大∞なやつ。これ!というバッグに出会える日は来るのかしらん。

 

*1:トミヤマユキコさん著書『40歳までにオシャレになりたい』より