【卒業検定】受けてきたーアラフォー女、免許を取るー

ドタキャンの1週間後、いよいよ【卒検】の日。起きてまず「よし、今日は地球回らない」と確認して挑む。受験者が10人以上いたのでけっこう路上試験に行く前1時間ほど待たされた。この時間がそわそわしてイヤね〜。

 

天気もよかったし、路上を無難にこなす。ちょうど、12時過ぎのお昼休みの時間で、ランチに向かう働く人々やらがワラワラと出てきたのには「やめてー」と思ったけど。そんなに細い道も通らなかったから、ヒヤッとすることもなく落ち着いて運転できた。

 

ただ、「停車して下さい」と言われたすぐ先に車が停車してて、その車の後ろに停めたけど、本当はその車の先に停めるのがベストだったみたい。それは判断できなかったなぁ。

 

校内の方向転換又は縦列駐車はコースが4つあって、そのうちの1コースがランダムで当たるんだけど、私は一番得意なコースだった。その時点で今日持ってる!って感じは、した。

 

教官からの講評も「とても謙虚な運転で、よかったですよ」と言っていただけた。ええ、ええ、私の全ての行いの中で運転が一番謙虚だと思います、自分でも。40過ぎて超初心者なんですから、謙虚にならざるを得ない。もう「お邪魔しま〜〜す」って感じ。ただ、あんまりちんたら走ってると迷惑なのも分かるので、流れには乗るようにする・・・ってぐらい謙虚ですよ、ほんと。

 

「免許を取ってもその謙虚さを忘れないで運転して下さい」とも言って貰ったので、正直これで落ちてたら泣くよ・・・?という思いで発表を待ってた。

 

しばらくすると、職員さんたちが集まってきて例のアレが始まる。ドラムロールが鳴って、テレビに合格者の受験番号がバーン!・・・受かったー!全員合格。記念撮影して、卒業式をやるので上の教室へと言われ、その教室で座るなり映像が上映される。

 

それが、以前の学科の中でも教材として使われてた、風見しんごさんの交通事故で亡くなったお嬢さんに関する手記の映像。またドン底に突き落とされる。本当に辛い。泣くのこらえるの必死。もう絶対に気をつける!絶対に事故したくない。と、完全に冷水ぶっかけられて上映終了。

 

その後、担当教官(一度しか当たらなかったし、ほとんど話してもいない)からのメッセージが配られたり、書類の確認とか教習所に関するアンケート記入などがあり。アンケートに申し込み時の対応の悪さについては書いといた。どのように悪かったとか具体的に指摘したかったけど欄が小さかったので諦める。他にも何か受付の対応について腹が立ったことがあった気がしたけど、驚くことに何があったか忘れた。この忘れ力は良いんだか悪いんだか・・・。他には嫌な思いはしなかったし、特に送迎バスのおじちゃんたちは良い人が多くて、和んだ。全体として決して印象は悪くない。でもでも、これでもう教習所に行かなくていいのは大変に嬉しい。 

 

高校を卒業した時の気持ちをちょっと思い出した。あ〜せいせいする!しかし、本当にお世話になりました。

キツかったけど、大人には大人の対応をしてもらえるもので、二十歳前後の時に通うよりは精神衛生的にはよかった気がする。最初、場内を走るだけで滝汗だったことを思えば、まだ汗はかくけど信じられないほど落ち着いて走ることができるようになった。

 

40歳過ぎて初めて免許を取ろうと思う方がもし居たら、私が出来たんだからきっと大丈夫!と言える。決して楽ではないけれど、運動音痴、機械音痴、方向音痴の私でも出来た。アラフォーならではの責任感とか慎重さが「怖い」という思いを抱かせるけれど、決してそれはマイナス面だけではないのかも、と今回の教習所通いで思った。

 

技能面でもっと苦労するかと思って「安心プラン」にしたけど、結局その恩恵にはあずからずに済んだ。ちょっと「勿体無かったな」と思うけれど、もしダメでもいいやと思える精神的な安心にはなったので良かったかな。こればかりはやってみないと分からない。

 

優良なドライバーになれるかはこれからにかかってる。今は早く学科試験にパスしてうちの車を運転してみたい。

 

ー今日の一言ー

・アラフォーでも、やればできる。若者にはない謙虚さと客観性が味方になってくれると思う。

 

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最近よく行くインドカレー屋さんのマサラカレー。カレーがぼけて手前のおせんべいみたいなやつが月面のように写ってしまった。(本文とは関係ありません)