きのう実家へ帰省するため、ひとりで在来線の通路側の席に座っていた。車両の前の方からひとりのおじいさんがよたよたとこちらの方に歩いてくる。車内の席はほぼ埋まっていて、まあまあの混み具合。
と、そのおじいさんは私の方に向かってくるように思える。え、なんで?通路側にはみ出してるギャリーバッグ邪魔なのを注意される?席を譲ってほしい?
おじいさんは私の前に立ち止まり、おもむろに口を開く。
「この電車、〇〇駅に停まるかね?」
ええっ、なんで私に聞く?!
そんなにこの電車乗らんし。こんな大荷物持ったいかにも長距離移動中の人じゃなくて、地元民ぽい人、周りにいっぱいおるがなーー!!
こちらとら、マスクしてるわイヤホンしてるわで話しかけにくさでいえば相当なもんだと思うんだけど。
まぁ、そこの駅には多分停まるだろうなって分かったし、スマホで調べたら停まることがわかったのでよいんだけど。
こういうこと、本当に多い。東京でお上りさん状態でドキドキしながら地下鉄待ってたら、おばあさまに「〇〇に停まるのはこちら側でいいかしら?」と尋ねられたり。分からんのよ。
なぜか、アウェーの場所に居る時ほど尋ねられる。そんなに道を尋ねやすい顔なのかね。隙があるのかしらん。知人にはよく「どこどこで見かけたけど、何か声をかけ辛かったので特にかけなかった」と言われるのに。
なぜなんだ。