【月イチ文庫】8月「『罪と罰』を読まない」岸本佐知子 三浦しをん 吉田篤弘 吉田浩美

9月も下旬になってしまいました。いやー今年の夏は本当にしんどかったです・・・。涼しくなった途端に風邪も引いて、下書きしてたこの記事もずーっとほったらかしでした。

 

そんな中、8月は何とか一冊読みました。

「『罪と罰』を読まない」岸本佐知子 三浦しをん 吉田篤弘  吉田浩美

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本屋でタイトルが目をかすめ、二度見しましたね。「罪と罰を読・・・まない」?!手に取らずにはいられません。しかも著者がこのメンツで、「ドストエフスキーの『罪と罰』を読まずに語る読書会」ときたら、面白そうすぎて買いました。

 

因みに私のドストエフスキー罪と罰』に関するスタンスはどのようなものがといいますと、「大島弓子の漫画で読んだなぁ」ぐらい。なんとなく登場人物が脳内で大島弓子の絵柄で再生される。大筋はぼ〜〜んやりと覚えている・・・とも言い難いぐらいにストーリーに関する記憶は曖昧です。

 

読む前は、この4人による妄想版『罪と罰』がさぞ面白いんだろうなと思っていたのですが、意外と後半の実際に『罪と罰』を読んだ後の章が面白かった!ツッコミのボキャブラリーがさすがに豊富で楽しい。ストーリーを推理するくだりは正直途中から少し飽きてしまったのですが、後半は笑いながらあっという間に読んでしまった。

 

・・・ってことはつまり『罪と罰』が面白いんですよね。面白いんでしょうけども・・・やっぱり今から読もうって気にはちょっとなれなかったなぁ。もし、何かの間違いで読むことがあったら、またこの本も読み返したい。